hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

悲劇と喜劇は紙一重

今日はウディ・アレンの”メリンダとメリンダ*1を見に行った。これは1人の女性の恋のゆくえを悲劇と喜劇の同時進行で描くというヘンテコリンな映画。
ドロドロ悲劇にユーモアやブラックジョークやY談を巧みに混ぜて軽やかに進めるのはウディなら朝飯前かな。まるでベテラン落語家の小咄を聞いているような感じがしたぞ。
「哲学者が人生を不条理と呼ぶのは笑うしかないからだ」っていうセリフが冒頭に登場するけど、”人生”を”恋愛”に入れ替えてこんな感じで描くとは何ともはや(笑)
本国ではエッセイを書くように毎年1作づつ作品を発表しているウディ・アレン。どれもこれも味があり面白いけど、たまには総集編も見てみたい。そしたらどんなの作るのかな。

*1:公式HPはこちら→ http://www.foxjapan.com/movies/melinda/