最高のジャズ〜Kunihiko Sugano
ずーっと探していたのに見つからなかった
あれをもう一度聴きたかったのに、
それができなかった
それも今日まで。ついに見つけた
嬉しかった
自宅に帰って聴いてみたら、これがまたいい
思っていたのよりずっと良かったのである
まるで74年のクライフ伝説を聞いて、誇張して想像していたのに
実際映像を見ると、想像以上にかっこよかったのに似ている
*1
ホンモノは時代を超えるのだ
そのホンモノとは・・・
“Love Is A Many Splendored Thing” Kunihiko Sugano Trio+1
1974年3月、日本都市センター・ホールでライブ録音されたアルバムである
*2
菅野邦彦というひとは自分に素直である
解説には「ガラス細工のようにセンシティブな彼の精神構造」とか
「客席とステージの高さの差も、彼にとってはマイナスに作用する」とある
実際生で見た彼はとても気さくな人に見えた
片手にウイスキー、たばこをくわえ、楽しそうに演奏していた
70を超えるというのに、子供のような目で、
おもちゃをいじるような感じで演奏するのである*3
こういう人にはこちらも素直に接するに限る
音楽をただ楽しめばよいのだ
別に理屈なんてこねなくてもいい
ホンモノのまえでは、専門用語は不要
その素晴らしさに身を任せてみよう
とっても気持ちいいんだから
*1:そういえば今日は74年大会の2次グループリーグ、オランダ対アルゼンチンが行われた日だ。この日クライフのワールドカップ初ゴールが決まる
*2:thiree blind miceレーベルからの発売、TBM-XR-0026
*3:この日を参照のこと→ http://d.hatena.ne.jp/hirogoal/20050226