hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

終わったあとだと何でも言える話。

最終予選が始まった。これからが本番。僕たちが見えないところの話はどうでもよく結果のみが最優先される。ごまかしなし。つまり、見て、声援を送るのみで客観的な視点しか持ち得ない僕たちもようやく本格的に批評できるってこと。今までの試合はどうでもいいのよ。ジーコについてもこれからのことを語らなければ。


ということで、
まず昨晩(2/9)フジのスポルトに出演した高原の話。興味深かったことを二つ。
1)12時前にフジテレビのスタジオにいたこと。試合後僕が自宅に着いたのが11時半。それから数分後にはお台場のスタジオのカメラの前にいたことになる。まあVIP待遇の車で送迎されていたら当然な話か。
2)内田アナのコメントで、代表招集のために戻ってきても先発で使われないことについて話したとき、タカが怒っていたこと。別に内田アナやジーコに怒っていたわけではない。本人いわく「一部のマスコミの一部のコラム」についてかなり怒っていた。日本に到着して初めて自分がまるで反逆者のような扱いになっているその記事*1を見たそうで、かなり憤慨していた。2002年ワールドカップに出れなくて自分がどんな想いでここまで努力しているのか分かっているのか、というような内容を話していた。
アホの相手はするな、がんばれ高原。


昨晩の試合は本気のゲームがもたらす怖さを上手く表した内容だった。初めに1点を獲ったことが日本のチーム内にセーフティなムードを作ったように思えた。”相手への対応>マークを外してスペースへ走り込む”となってしまい、足元への見え透いたパスが続いた。特に真ん中3人。小笠原、遠藤、福西。サイドがマークされていたため、出しどころがなくなってしまい、あせったのだろうか。ミスも見受けられた。
後半になり、宮本が上がったりしたのだがいい雰囲気にならない。そこで登場したのがベンチスタートの海外組2人。見事に雰囲気を変えた。なぜこんなに変わったのだろうと後で考えたのだが、結論は2つ。
1)彼らがベンチの中での試合の見方を覚えた。ヨーロッパに行き、ベンチで過ごす時間もJリーグ時代よりはるかに増えてゲームの流れの変え方を覚えたのだろう。ジーコの指示もあったのだろうが、それを上手く咀嚼し自分の考えと融合できたことは彼らの能力だ。彼らが短い時間で出場しても結果を残さなければ次はないという厳しさを体験したことは大きい。
2)フォーメーションが変わり、北朝鮮の対応が上手くいかなかったこと。4バックがこんなに上手くいくのを見るのも久しぶりである。ジーコがあまりにも開けっぴろげで情報公開したことがスクランブル態勢になったとき逆に北朝鮮を混乱させた。
最後に大黒が見事なゴールを決めた。自慢じゃないけど、彼がタッチラインに立ったとき点を獲る予感がした。これまた2つ理由がある。まず2日前に行われた大宮ユース戦でハットトリックを決めていたこと。彼はその大宮戦が選手選考になっていると十分に意識していたと思う。そして見事なゴール。その集中力、技術力は見事だと思った。2つ目。ジーコがこういう風に選手を使う場合は何かが起こるのだ。加地しかり、玉ちゃんしかり。

長くなったんでこのくらいにしときます。では。

*1:「先発でなければ帰りたくない」っていう記事