hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

酔っぱらいの原稿です。

1曲目はアンプラグドバージョンの「サーファー・ガール」だった。そこから頭は真っ白になった。僕にとっての初ブライアン、ビーチボーイズ体験なのである。「Add Some Music To Your Day」を聴いた段階で確信した。これはレコード、CDでしか聴けないと思っていた曲が生で聴けるかもってこと。果たしてそれは本当になった。ビーチボーイズよりデビッド・リー・ロスでなじみのあった「California Girls」や「Help Me, Rhonda」、「I Get Around」はもちろんのこと、「God Only knows」、「Please Let Me Wonder」をブライアン・ウィルソンの生で聴けるなんて!20年前、いや、5年前では考えられなかった。第一部でもうお腹一杯。15分の休憩のあと、本番の「SMiLE」メドレー。これはもう感動なんて言っていられない。これが東京で演奏されたという生き証人になった気分である。「英雄と悪漢」なんてひねくれブリティッシュロックのお手本の曲で、誰も難しすぎてカバーなんてできないし、ライブとは遙かに縁遠い曲だと思っていた。それが本人の演奏で聴けるなんて!
初めてブライアンの曲を本気で聴いたのは高校のころ、荻原健太さんのラジオ番組だった。(今日も荻原さんはニコニコしながらホールにいたらしい。)脳天気で明るい曲が多いと思っていたのだが、それは外れていた。ポップスのソングライターたちといった特集でブライアンの名曲を健太さんは流し続けた。彼らのおかげで良い音楽を「God Only Knows」なんて、何度も聴くことができた。


一度、この日記を読んだ人ならブライアン・ウィルソンの「SmiLE」を聴いて欲しい。どこでも行って解説するよ!