hirogoal’s blog

本と音楽とサッカーのことを書いています。

"キーコとカリカ”

このヘンテコリンなタイトルの意味を説明しよう。これはある本の名前。ある親子の名前である。
キーコはお母さんでカリカは娘さん。そしてこの本を書いたのはキーコさん*1である。
キーコさんがライブのお店を開き、ひょんなきっかけでインドにハマり旅する姿を中心に、様々な人生模様(笑)をさらっ!と書いた本である。
キーコさんはこの本の執筆中、あら私ってこんなに不良だったのねと思ったそうだ。で、娘さんをはじめ周りの人に聞いたところ、そんなの昔からみんな知っていたわよって言われているらしい。まあホントに感性の人です。そして機転の効く人。全身好奇心の塊って感じ。
カリカちゃんが中学生のころ「こんな家不良になって出て行ってやる」と言ったところ、キーコさんが反撃。「私のほうが不良になって出て行ってやる」って言ったそうだ・・・)


そして文中に出てくる数々のインドのカレーのおいしそうなこと。2度目にインドへ行ったとき、ちゃんとレシピを覚えてしまうのだからキーコさんのパワーはすごい。巻末にレシピが載っているけど真似するのは難しいだろう。(一番簡単なのはキーコさんのお店に行くこと。すぐに食べられます。)
キーコさんは画家でもある。インドの町並みを描いたカラーページの絵はホントにキレイ。インドのカラフルな町並みは見ていて美しく、どうしても絵にしたかったそうだ。


この本に描かれるインドの人たちの生きるパワーにも圧倒されるが、キーコさんもカリカちゃんも負けず劣らず生きている。読後、一人思わず「すげ〜」って言ってしまうこと間違いなし。


大手書店には今週末並ぶようなので一度手に取って読んでみて。ハマルよ。

*1:僕らは普段キーさんと呼んでいる