都並!都並!
今日発売のサッカーマガジンの49ページ”ぼくの蹴球殿堂”に都並敏史(東京ヴェルディ1969ユース監督)のインタビューが載っている。彼のサンフレッチェ広島FCユースに対するコメントがとても興味深い。広島ユースは選手の素質に加え、育つ環境、選手寮がある環境が良いと話しているのである。
その視点は正しい。広島の吉田町、はっきり言って山深い田舎であることを逆手にとり、サッカーに打ち込める環境を整え、高円宮杯全日本ユースのチャンピオンとなった広島ユース。都並はユース年代での精神面の不安定さ、集中力を養うことの難しさを知っているからこそ、この発言をしたと私は考える。環境は重要なポイントだ。
さて、都並、サンフレッチェ広島というとある試合のことを思い出す。
サンフレッチェ広島vsベルマーレ平塚戦。中田英寿と、都並敏史、久保竜彦が出ていた試合だ。中田が「都並!都並!」と大先輩に向かって大声で叫んでいたのが印象的だった。記憶が曖昧なためホントにそんな試合あったのだろうかと思い調べたところ試合の記事が見つかった。(ネットって便利だ!)
1997Jリーグ 1stステージ 第8節 (1997/05/10 )
サンフレッチェ広島vsベルマーレ平塚 (広島ビッグアーチ 観衆:7548人)
先発は
- 広島
- GK 前川
- DF 伊藤 ポポビッチ 小島
- MF 吉田 森保 桑原 路木 久保
- FW 高木 サントス
- 平塚
- GK 小島
- DF 公文 クラウジオ 名塚 高田
- MF 田坂 松川 中田 岩本
- FW ロペス 関
都並は後半から高田に代わり登場。試合は後半関と交代して入った外池が延長前半9分にVゴールを決め、ベルマーレが1-0で勝利した。
私はこの試合をバックスタンドで見ていた。そして思い出した。この試合を見てからひと月後に転職したのである。結構いろんなこと考えながら見ていたんだろな。あ〜懐かしい。