hirogoal’s blog

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高円宮杯1次ラウンド〜鹿児島実業高校vs市立船橋高校

ここ数年、高円宮杯が面白い。クラブチームのレベルが上がったことと、参加資格が幅広くなり本当に強いチームが参加しやすくなったことがその原因か。昨年はサンフレッチェ広島ユースの圧倒的な強さ、それも同年代なのに大人と子供ほどの違いを感じたほど、に驚きを感じたが今年は果たして。

さて、今日は小雨の習志野市秋津サッカー場で行われた鹿実vs市船を見に行った。今年の市船はどうかいな、と思い観に行ったのだが、ところがどっこい鹿実のほうに大きな驚きがあった。

チームの特徴としては中盤から後ろのプレスが物凄くキツい市船と、前への気持ちが非常に強い鹿実といった感じ。試合は序盤から市船有利な展開。鹿実はプレスをかけられる前にボールを蹴りだそうとして中盤が作れず単純な放り込みが多い。市船はその余裕からか、じっくり構えてボールを奪取し、中盤を作りながら攻めようとしていた。

しかし、劣勢の鹿実は個の力で劣勢の展開を逆転することに成功した。その中心は背番号10のFW山下真太郎選手と左サイドMF背番号6上村豊和選手。二人の連携で堅守の市船DFからゴールを奪った。山下は市船の選手に二人、三人で囲まれても、上村を使いそれを突破する。そしてシュートを浮かせることなく撃つことができ、市船守備陣の気持ちを完全に守り一辺倒にすることに成功した。まるでミニ平山、兵藤コンビって感じかな。

試合は逆転に続く逆転で面白いかった。最後の最後ロスタイム、山下がゴールを決め鹿実の勝利。鹿児島から駆けつけた応援団のおじちゃん、おばちゃんが嬉しそうだった。

それにしてもハーフタイム中に手売りされていた鹿実Tシャツ。買おうかなって一瞬思ったが、もちろん止めた。そりゃ着るときないよな〜。