何でこんなことが起きたんだろう？

先週の水曜日に“華氏９１１”を錦糸町の映画館のレイトショーで見た。平日夜９時からの開演にも関わらず客席は半分近く埋まっていた。錦糸町でこのくらいなら銀座や新宿だともっと多いのだろう。実際、全国ロードショー初日に歌舞伎町の映画館へ行ったところ１００m近くの人が並んでいた。凄い人気だ。
期待していた通り、面白くタメになる映画だった。マイケル・ムーアの言いたいことがはっきりと分かるかたちで詰まっており、編集することについての勉強にもなった。


それにしても「事実」の力はもの凄く強い。それは政府の情報機関が秘密裏に持っているものではなく、テレビや新聞で堂々と流されている「事実」や、一般人が誰でも見ることのできる役所の情報から見える「事実」の力である。頭を使いその力を結びつけるだけでいろんなことができる。あれっと気が付く洞察力と論理的な思考力があれば、もしかしたら一つの政権をひっくり返すことができるほどの作品を作ることができるのだ。


「何でこんなことが起きたんだろう？」って気持ちを大切に。