hirogoal’s blog

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エスパルス、会心のゲーム

2004年5月2日 Jリーグ第7節 エスパルスvsジュビロ
エスパルスがジェフになった!とは言い過ぎかもしれない。しかし持ち過ぎないポゼッションサッカージュビロを破った。
キックオフの笛が鳴った後、あれっと思った。去年まで見ていた”いつも”のエスパルスのサッカーと違うのである。スペースに走り込んでいる受け手に向かって、2タッチ以内でパスを出す。そう、まるでジェフを見ているようだった。だからといって機械的にはならない(ジェフを見ているとそう思えるときがある)そのスパイスはアラウージョ。元ブラジル代表の彼がパスをつなぐ間でトリッキーなプレーをくり出し変化を付けている。しかしその彼も持ち過ぎることはなくベースとなるリズムはキープしている。
エスパルスのディフェンスは堅かった。3バックは強く、しっかりラインをキープし、ボランチの伊東輝は確実にジュビロの中盤を潰す。サイドの若い二人も有効で、前線の3人(北嶋、久保山、アラウージョ)との絡みは息が合っており、ジュビロのディフェンス陣を翻弄していた。
つまり、この試合のエスパルスは完璧だった。このチームに勝つにはジュビロに万全な準備が必要だった。連戦で疲れたチームに勝利は難しい。


エスパルスアントニーニョ監督、石崎コーチのチーム改造計画は上手く行った。どうしてこのようなチームに変えれたのか。取材記事が読みたい。